英単語

You Got This の意味と使い方:「君ならできる!」相手を励ます表現

この記事は約5分で読めます。

“You got this.” は簡単な単語だけから出来ているフレーズですが、その意味は「君ならできる、君にはこれを乗り越える能力がある」と相手を励ます言葉として使われます。この記事では “You got this.” の使い方を紹介した後、なぜこのような意味になるのかについても解説しました。

この記事でわかること
  • You got this. の意味
  • You got this. が日常生活でどう使われるか
  • You got this. がなぜこんな意味をもつのか

imagelink_banner1

You got this. の意味

“You got this.” は「君ならできる」「君にはこれを乗り越える能力がある」という意味のフレーズです。特に困難な状況にいたり、難しい挑戦をしようとしている相手を励ますために用います。

You got this. の使い方

試験前の友だちに対して

A: I’m very nervous because I have a math exam today.(今日、数学の試験があるからすごく緊張しているよ)
B: Don’t worry, you got this!(心配しないで、君ならできるよ!)

プレゼンテーション前の同僚に対して

A: I have a big presentation in front of the board this afternoon.(今日の午後、役員を前にして大事なプレゼンをするんだ)
B: You’ll do great. You got this!(君ならきっとうまくやれるよ。君なら大丈夫!)

試合前の選手に対して

A: Our team really needs to win this game tonight.(今夜の試合はどうしても勝たないといけないんだ)
B: I believe in you. You got this!(俺は君を信じてる。君ならできるよ!)

英会話イメージトレース体得法

You got this. の解説

this について

You got this. の “this” は、相手がストレスやプレッシャーを感じている「困難な状況」や「難しい挑戦」などを指します。

this は「これ」という意味で「近くのもの」を指す用法が有名ですが、それ以外に「現在話題にしているもの」を指す用法も持ち合わせています。that が「過去のもの」を指すのに対して、this は「現在のもの」を指すという違いがあるので押さえておきましょう。

get について

get のコアイメージは「何かのアクションによって自分のものにする」です。

You got this. をイメージで捉える

You got this. は正確に表現すると、You have got this. です。have が省略された形が You got this. だというわけですね。この You have got this. を要素ごとにイメージ化してみましょう。

イラストにあるように got this は「この状況をすっかり自分のものにするような能力」を表します。

これに have(もっている)を加えて、「君はこの状況を乗り越える能力をもっているよ」→「君ならできるよ」と相手に対して自分の能力を信じるように促す励ましの言葉になるわけです。

主語を変えた I got this. も「私ならできる」という意味を持ち、この I got this. に関しては I have this under control. が元になっているとする記事があります(→参考)。

I have this under control. の口語表現が I’ve got this under control. で、ここから have と under control が省略されて I got this. になります。このことから、You got this. も You’ve got this under control. を元にした表現と考えてもよいかもしれません。

ただ、筆者が探した限りでは、You got this. と You’ve got this under control. を結びつける情報が見当たりませんでした。そのため、本記事の You’ve got this. における解説では、get の「自分のものにする」ニュアンスをベースに解説しています。

アディダスのブランドキャンペーン「YOU GOT THIS」について

こちらのツイート画像は、アディダスが2024年1月から開始した「YOU GOT THIS(大丈夫、いける。)」というブランドキャンペーンの一環で、ドイツのミュンヘンの地下鉄に掲出されている広告クリエイティブです。

広告で両腕を広げているのは、ドイツのサッカー選手で超有名なゴールキーパーであるノイアー選手。そこに “YOU GOT THIS” のフレーズが書かれています。

つまり、この広告は「いま、あのノイアーが立ちはだかっている、こんな状況でも、君にはノイアーを乗り越える能力がある」→「君ならできるよ」と強烈なメッセージを送っているわけです。

そして、この “YOU GOT THIS” のメッセージの横にアディダスのマークが添えられているので、当然「アディダスと共に」ということを暗に含んでいます。

この「鉄壁の象徴であるノイアーを乗り越える能力が君にはあるんだよ with アディダス」というメッセージは、ドイツ人には刺さると思います。大変素晴らしい広告ですね。

YOU GOT THIS / 大丈夫、いける。 | 【公式】アディダスオンラインショップ -adidas-
【adidas公式】プレッシャーがポジティブな力に変わるとき、スポーツの可能性は無限大に広がる。自分の可能性を信じて。もっと自由に、好きなスポーツにのめりこもう。大丈夫、いける。#YOUGOTTHIS【アディダスオンラインショップ】

中学英語イメージリンク

まとめ

You got this. は元々 You have got this. を省略したもので、「君はこの状況を乗り越える能力をもっている」という意味を表しています。

You got this. というフレーズは相手が困難な状況にあるとき、相手に対して自分の能力を信じるように促す励ましの言葉」としてよく使われます。

【英文法の概要や英語学習のコツを知りたい方へ】

英文法の概要を『英会話イメージリンク習得法』にざっくりまとめています。分厚い英文法の参考書を読む前に、さらっとお読みください。

また「これから英語の勉強を始めるぞ!」という方向けに「英語学習を続けるためのコツ」なども掲載しております。ご興味ある方はぜひご覧ください。

imagelink_banner1

スポンサーリンク
遠藤雅義(Endo Masayoshi)をフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました