中学英語のやり直し

助動詞(must, have to, should, may) – 中2英語やり直し #04

中学英語イメージリンク

助動詞の文法解説

英語の助動詞には、義務・禁止・推奨・許可などを表すものがあります。

助動詞 意味 例文
must 強い義務・命令 You must finish your homework. (あなたは宿題を終えなければなりません)
have to 義務・必要(客観的) I have to wear a uniform at school. (私は学校で制服を着なければなりません)
should 推奨・助言 You should brush your teeth after meals. (食後に歯を磨くべきです)
may 許可・推量 May I open the window? (窓を開けてもよいですか?)

must と have to の違い

must と have to はどちらも「〜しなければならない」という義務を表しますが、ニュアンスに違いがあります。

  • must は、話し手が主観的に「そうしなければならない」と強く感じるときに使います。
  • have to は、外部のルールや状況によって義務が課されているときに使います。
例文 ニュアンスの違い
You must stay home today. (あなたは今日は家にいなければなりません) 話し手が強く感じている
I have to go to work at 8. (私は8時に仕事に行かなければなりません) 仕事のルールがある

must not と don’t have to の違い

must not と don’t have to は意味が異なります。

  • must not は「〜してはいけない」という禁止を表します。
  • don’t have to は「〜する必要がない」という不要を表します。
例文 ニュアンスの違い
You must not enter this room. (この部屋に入ってはいけません) 入ることは禁止されている
You don’t have to finish it today. (それを今日終わらせる必要はありません) 今日終わらせる必要はないが、やってもよい

should の使い方

should は「〜したほうがよい」「〜すべき」という助言や推奨を表します。

例文 日本語訳
You should study harder. あなたはもっと一生懸命勉強すべきです。
We should be kind to others. 私たちは他人に親切にすべきです。
He should not eat too much. 彼は食べ過ぎるべきではありません。

may の使い方

may は「〜してもよい(許可)」や「〜かもしれない(推量)」を表します。

例文 日本語訳
May I leave now? 今、出てもよいですか?(許可)
It may rain later. 後で雨が降るかもしれません。(推量)

書籍『中学英語イメージリンク』では、must と have to の違いもイメージでつかめるようにイラストを用いて解説しています。他の should, may さらに shall についてもイラストで解説しています。ご興味ありましたらぜひどうぞ!

練習問題

A. 空所に適切な語を入れましょう。

1. We ___ obey the rules.(私たちは規則を守らなければならない)※話し手が強くそう思っている
2. You ___ study harder.(あなたはもっと熱心に勉強すべきだ)※助言
3. ___ I open the window?(窓を開けてもよいですか?)※許可
4. You ___ not eat too much.(あなたは食べ過ぎるべきではありません)※助言
5. It ___ snow tomorrow.(明日雪が降るかもしれません)

B. 日本文を英語にしましょう。

1. あなたは朝早く起きる必要はありません。(朝早く起きる は get up early)
2. ここで写真を撮ってはいけません。(写真を撮る は take pictures)
3. あなたはこの本を読むべきです。
4. 彼は外出してもよいですか?(外出する は go out)
5. 私たちはもっと運動するべきです。(もっと運動する は exercise more)

解答・解説

A. 空所補充

# 解答 解説
1 We must obey the rules. 義務として話し手が強くそう思っているため must を使用。
2 You should study harder. 助言「〜すべき」なので should を使用。
3 May I open the window? 許可を求める文なので May を使用。
4 You should not eat too much. 助言「〜すべきではない」なので should を使用。
5 It may snow tomorrow. 「〜かもしれない」なので may を使用。

B. 日本文を英語にしましょう。

# 解答
1 You don’t have to get up early.
2 You must not take pictures here.
3 You should read this book.
4 May he go out?
5 We should exercise more.

imagelink_banner1

まとめ

✅ must は「〜しなければならない」と話し手が強くそう思っていることを表す。
✅ have to は外部のルールや状況によって課されていることを表す。
✅ should は「〜すべき、〜した方がよい」という助言や推奨を表す。
✅ may は「許可(〜してもよい)」「推量(〜かもしれない)」を表す。

⬅️ 前に戻る 📖 目次 次に進む ➡️

【中学英語をやり直したい方へ】

中学校で習う英文法を書籍『中学英語イメージリンク』にまとめています。「日本語と英語におけるモノの見方の違い」など、よくある英文法の本とは違う視点から解説しています。

英語の背後にある自然さをイラストで表現しているので、文法用語が苦手な方でも読み進められると思います。ご興味ある方はぜひご覧ください。

中学英語イメージリンク

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。この記事の内容が面白かったと思っていただけたなら、SNS でシェアしていただけると大変嬉しいです。

SNS でシェアする
著者をフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました