英会話で What are you up to? と言われたら、どう返したらいいのでしょうか? この記事では、What are you up to? のイメージを元に、What are you up to? の意味を解説しました。類似表現である What are you doing? との違いも記載しています。
What are you up to? の意味
例文:What are you up to?(何をしようとしているの?)
up の「上へ向かう」動きから「活動」や「準備」のイメージが派生します。「何に向けて活動・準備しているの?」で「何をしようとしているの?」となります。
「準備」については、サッカーで試合前に「アップを始める」などと言いますが、そのイメージで捉えてもらえたらと思います。
What are you up to? への答え方
例文:“Hey, what are you up to?” – “Not much.”(「おーす、いま何してんの?」「大したことしてないよ」)
友だちに会ったときの挨拶と話の取っかかりとして使われるパターンです。
なお、例文の Not much. は I’m not doing much. の省略形です。「いつも以上のことはしていないよ」で「大したことはしてないよ」となります。
Not much. という答え自体が定型文のようなものなので、とりあえずそう答えている間に、相手に伝えたいことを考えたり、はたまた相手に向けて同じような質問を返せばよいというわけです。
参考:“Hey, what are you up to?” – “Oh not much, just hanging out. What about you?”(「おーす、いま何してんの?」「おぉ、大したことはしてないよ、ただぶらぶらしてるだけ。君は?」)
What are you doing? との違い
例文:What are you doing?(何をしているところ?)
意味としては What are you up to? とほぼ同じですが、こちらは挨拶ではなく「いま行っている行為をストレートに尋ねている」感じになります。
挨拶としては、up to のようなあいまいな表現のほうがよい、というわけなんですね。
What are you up to tonight? の意味
例文:What are you up to tonight?(今晩、何をする予定なの?)
what are you up to のあとに tonight や this weekend など未来の日時をもってきた場合、挨拶ではなく予定を尋ねる意味になります。
up を「準備」のイメージで捉えればわかりやすいですね。
What have you been up to? の意味
例文:What have you been up to?(最近どうしてた?)
現在形 are の代わりに、現在完了形 have been を使った場合は、「現在までの間、何をしようとしていたの?」となり、「最近どうしてた?」という意味になります。
しばらく会っていない友だちに対する挨拶としてよく使われます。
まとめ
例文:“Hey, what are you up to?” – “Oh not much, just hanging out. What about you?”(「おーす、いま何してんの?」「おぉ、大したことはしてないよ、ただぶらぶらしてるだけ。君は?」)
What are you up to? は「何をしようとしているの?」という意味。返事の Not much. も定型文のようなもの。そう答えている間に、相手に伝えたいことを考えたり、はたまた相手に向けて同じような質問を返せばよい。
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コメント
What are you up to?という会話表現は、恥ずかしいことなのですが、初めて耳にするものでした。したがって、upがもつイメージから説き起こすことからはじめたこの記事は興味深く読むことができました。このような口語表現についての解説記事はとてもありがたいので、ぜひこれからも読んでみたいと思います。
What are you up to?への答え方として、Not much.というのが定型文のようになっているということで、まとめて覚えておけば役に立つと感じました。また、サッカーで試合前に「アップを始める」イメージというのも解りやすかったです。
意外と日常の何気ない挨拶の方が翻訳に困るほど意味が分からないことが多いですよね。
日本語の「おはようございます」でも、字面だけ見るとただ単に「早い時間ですね」という意味でしかありませんし。
挨拶系は丸暗記して感覚で覚えた方がいいのかもしれませんね。
What are you up to? という表現は知っていましたが、実際にそれを使って話しかけられたことがないのでとても新鮮に感じました。若い人向けなんでしょうか?How are you doing?とかHow have you been?やHow are you?がほとんどの気がします。今後も自分が使う事はないかもしれませんが、そのように話しかけられたら、Not Muchと合わせながら返事してみます。
実際に英会話をしたことがあまりないため、What are you up to?という表現は今回初めて知りました。挨拶などの他にも、日時と一緒に使うと予定を尋ねることなどができ、使える範囲が広い表現だと思いました。
What are you up to?の意味をWhat are you doing?と比較しながら解説するのは、それぞれの意味の違いが分かって良いと思う。ただ、What are you up to?に対する意味として、「何をしようとしているの?」と「何しているの?」があったが、前者は未来形、後者は現在形なので、どう答えるかがどこでわかるのかを示した方が混乱はないような気がした。
“What are you up to?”はすべての単語がカンタンで理解できるにもかかわらず、日本語に直訳しようとするとわからなくなってしまいます。留学していたころ、外国人はよく使用していると感じていました。また、今でもそうですが、”What are you doing?”との違いを私からは説明できないとも思いました。この記事を読み、「なるほど!」と理解できました。
What are you up to? は初めて聞きましたが、挨拶文ととらえていいんですね。What are you doing?との違いがよくわかりました。返事の Not much. も知っているだけで随分違いますね。
What are you up doing? というフレーズは知っていましたが、What are you up to? というフレーズは今回初めて知りました。後者の方が気軽なあいさつ代わりに使うようなフレーズだなという印象を受けました。今度外国の人に、日本語で”最近どうしてる?”といったことを話しかけたいときは使ってみようと思いました。