クリスピー(crispy)の意味
スターバックス®の『クリスピー スイートポテト フラペチーノ®』とは、細かく砕いた芋けんぴ(サツマイモチップス)をふりかけたフラペチーノのようですね。
クリスピー(crispy)は「カリッと揚げた」「パリッとした食感の」などを意味します。スイートポテト(sweet potato)は「サツマイモ」のことですね。
つまり、クリスピー スイートポテト(crispy sweet potato)で「芋けんぴ(サツマイモチップス)」というわけです。
なお、crispy の名詞形である crisp(複数形 crisps)は、イギリスでは「ポテトチップス」のことを指し、アメリカでは「朝食のシリアル」のことを指したりします。
この crisp ですが、実は「さざ波が立つ」という、さきほどの「カリッと揚げた」とは全く関係のなさそうな意味も持っています。
せっかくなので crisp の語源から意味の移り変わりをたどってみましょう。
crisp の意味の移り変わり
元々 crisp は「波状の、巻き毛の、(洋服などの)ひだの」という意味を表していました。
そのイメージが、揚げ物料理で食材が波打つように曲がるイメージと合致して、火を使う料理について用いられるようになっていったのです。
ポテトチップスが好例ですが、揚げ物料理は「砕けやすく」「パリッとした食感」が特徴です。
そうした特徴から、「パリパリッ」「サクッ」としたお菓子などに対して crispy という単語が形容詞として使われるようになったわけです。
Crispy Sweet Potato Frappuccino の一言感想
試食分を頂きましたが、細かく砕かれた芋けんぴがカリカリっとしていて、おいしいです!
ちょっと一息入れたい3時のおやつにぴったりだと思います。
crisp の補足
crisp には「はっきりとした」「爽やかな」という意味もありますが、そちらは語源が別になります。統一的に説明できなくてすみません…
参考:crisp weather(爽やかな天気)
参考:crisp image(色合いが鮮明な画像)
コメント
辞書で調べていましたがわからないので質問です。紙のパリパリした質感を、crispy paperと表現できますでしょうか? 用例が見つかりませんが
私も使用したことのないフレーズだったのでGoogleで調べてみました。「Crispy Paper」というキーワード一致検索で 約259,000件 の検索ヒット数なので、それなりに使われているようです。特に壁紙の模様(波模様)などで使用されるようですね。ざっと見たところ紙質がパリパリしているという用例で使われている検索結果は見当たりませんでしたが、すべて目を通したわけではないので、悪しからずご了承ください。
crispyという単語の意味は、「カリカリした」「パリッとした」というような意味ということだけしか知りませんでしたが、「さざ波が立つ」という意味もあると初めて知りました。もともとの語源からの変異のことも詳しく説明してあり、面白いと思いました。スタバの新商品など、身近で興味をそそるものを例に使うのも、記憶に残るし理解しやすくて良いと思います。
crispの説明で揚げ物料理のイメージという解説をしてもピンときませんでしたが、画像を見たらあぁ、そういうことかと納得できました。英語でクリスピースイートポテトというとカッコよく思えるのに、日本語に訳すと、細かく砕いた芋けんぴ、とダサくなるのには笑えました。それにしても美味しそうですね。今年の秋も販売されれば、ぜひ飲んでみたいなと思います。
クリスプの意味はなんとなくで掴んでいましたが、記事を読むことによって語源からの変化であったり、イギリス英語とアメリカ英語の違いを知ることができてためになりました。また、クリスプの別の用法を知ることができたのも良かったです。
クリスピーの意味はなんとなく知っていたから、あまり面白くない記事だろうなと思って読んだら初めて知ることも多かったです。特に波状の、という意味が、食材が波打つ様子に使われるようになったところが、そうだったのか!と思い驚きました。最後まで楽しく読めました。
スターバックスの商品という身近なものから、英単語について学べるのは楽しいなと思いました。
なんとなく「クリスピーって名前ならサクサクしてるんだろう」と考えていましたが、
クリスピー・クリスプという単語の意味をしっかり調べたことはありませんでした。
記事の中にある「crispの意味の移り変わり」という画像が、
イラストのおかげで単語の意味がわかりやすくてよかったです。
crispyの語源を考えたことはなかったのでとても面白かったです。そして、crisp が「さざ波がたつ」という意味も持っていることに驚くとともに、ひとつ新しい単語を覚えた!と嬉しくなりました。揚げ物を揚げるときの油がさざ波がたったようになるのも関係しているのかな?と想像したりしました。そういうイメージで単語の意味も覚えやすいので助かります。「はっきりとした」、「爽やかな」という意味もあって違う語源とは、奥深いですね。興味を覚えました。
クリスピーチョコレートのクリスピーのイメージがありましたが、「カリッと揚げた」「パリッとした食感の」という意味であり、原料は何でも良いことを初めて知りました。
このフラペチーノはまだ飲んでいないので、今後また発売されれば飲んでみたいと思いました。
crispyがパリパリとしたという意味は知っていたのですが、語源や名詞形のcrispの意味がアメリカ英語とイギリス英語で全く違うとは知らずとても勉強になりました。さらには、crisp weather や crisp imageの表現もあるとは、色々な意味のある言葉だなと理解が深まりました。
よく使っている単語でしたが語源は考えたこともなく、大変面白く読みました。
理解しやすくてとてもいいのですが、英語学習中の人ならもう少し記事にお得感があるといいと思います。
例えば、この記事の場合crispyの1語のみですが、合わせてcrunchyとの違いも説明してくれるとか。
文法やイディオムはじっくり理解したい。単語は数をこなしたい。というのが、私が外国語の勉強をするときの気持ちでした。
でも、素敵なサイトですね!これからも英語学習者のために頑張ってください。
読みやすい。解説に絵が使われており分かりやすい。重要な部分に黄色いマーカーがついているので読みやすくなっている。
確かにポテトチップは波打っているなと感じました。スタバはあまり行かないが、逆に「フラペチーノ」はどういう意味かなと思いました。関係ないですが、ドリンクに芋けんぴを入れて美味しいのでしょうか?
とてもわかりやすくて良い記事だと思います。
飲み物なのに、スイートポテト?
しかもクリスピー?
私も正直そう思いましたし、大抵の人はおそらく同じように思うところだと思うのですが、
この記事を読んだ後なら、躊躇い無くオーダーできそうです。
自分が想像していた意味と合っていたので、どんな商品か味の想像がつきました。
食感が楽しめそうな商品だと思いました。
「クリスピー」に別な意味もあることは知りませんでした。全く違う意味だったものが今使っている意味に移り変わっていった理由に納得できました。
分かりやすい内容でした。
いかにもカリカリした語感なので、元々の語源を聞いて逆にびっくりしました。一つ賢くなりました。
強いて言えば、Crispyを使ったほかの食べ物などの具体例がもっとあると、より楽しいかなと思います。
大変読みやすかった。大事な部分は黄色で色付けされていて印象に残りやすいし、意外にクリスピーという単語は身近であったりするが意味を知らない人も多いと思うので、この記事の短さで手軽に読める感じはとても良いと思った。タメになった。
crispのアメリカとイギリスでの意味の違いなど知らなかったのでためになりました。雑学で元の意味まで解説しているのはちょっとお得感があります。
ただ、ふりかけられるチップスの日本語の方が芋けんぴとされていたのですが、個人的には、むしろcrispより芋けんぴの方がイメージが違うような気がしました。地域性の違いでしょうか。笑。
クリスピーの意味について、何となくカリッとしたやパリッとした食べ物だとの認識はあったのですが、元の語源が、さざ波⇒薄く焼いたイモが波打つ⇒薄く焼いたイモはパリッと砕けやすい、とかなり意外なところからきているのに驚きましたが、理由を見るとなるほどと思いました。
補足にあったcrisp weatherやcrisp imageには、また別の語源があるとのことなので、ぜひそちらについても知りたいなと思いました。