英会話で What’s up? と言われたら、どう返したらいいのでしょうか? この記事では、What’s up? のイメージを元に、What’s up? の意味と返事の仕方を、「話の取っかかり」「掛け声」「相手に尋ねる」として使われるパターンごとに解説しました。
What’s up? のイメージ
例文:What’s up?(何かあった?)
What’s up? は What is up? の短縮形です。
up は「上へ向かう」動きを表しており、そこから「出現する」という意味が派生します。「何か新しいことがあった?」で「最近何かあった?(最近どう?)」となります。
What’s up? の意味と返事の仕方
話の取っかかりとして使われる What’s up?
例文:“Hey, what’s up?” – “Nothing much.”(「おーす、最近何かあった?」「別に何もないよ」)
友だちに会ったときの挨拶と話の取っかかりとして使われるパターンです。この場合は定型文なので、あまり真剣に返事を考える必要はありません。
日本語でも「最近どう?」という質問に対して「別に~」と答えたあと、「そういえば、この前さぁ~」と続けたりしますよね。つまり、「別に何もないよ」という答え自体が定型文のようなものなのです。
とりあえず “Nothing much.” と答えている間に、相手に何か伝えたいことあったかな…、と考えればよいわけです。
“What’s up?” への答え方として代表的なものを挙げておきます。
- Not much, what about you?(別に何もないよ、あなたは?)
- Nothing special, just chilling. (特に何も…、だらだらしてるだけ)
- Just the usual.(いつも通りだよ)
- Same as usual.(いつも通りだよ)
掛け声として使われる What’s up?
例文:“What’s up man?” – “What’s up dude?”(「おーす」「おーす」)
男子同士が学校ですれ違うときに交わす挨拶のようなイメージです。
そのあと話をするような雰囲気のときは、”Nothing much.” のような返事をしますが、流すときはそのまま “What’s up?” で返してしまうというわけです。
なお、 What’s up ○○? の○○ですが、呼びかけるときの呼び名が入ります。○○に何が入るのかは、話しかける相手との関係や距離感によって変わってきます。
man は「お前」くらいのニュアンスで、dude は「奴、野郎」くらいのニュアンスになります。他には男同士だと bro(brother の省略形)もよく使われます。
呼びかける相手が集団の場合、男女混合だと guys となり、女の子だけだと girls になったりします。
相手に尋ねるときに使われる What’s up?
例文:What’s up with you?(何かあったの?)
with you をつけると、定型文というよりは内容のある会話を期待している感じになります。
相手に何か「おやっ?」と思わせるような違和感を感じたときなどに使います。
What’s up? のまとめ
カテゴリ | 例文 | 意味 | 注意 |
---|---|---|---|
話の取っかかりとして | “Hey, what’s up?” – “Nothing much.” | 「おーす、最近何かあった?」「別に何もないよ」 | 答えも定型文として使えばよい。その間に考える。 |
掛け声として | “What’s up man?” – “What’s up dude?” | 「おーす」「おーす」 | すれ違うときに交わす挨拶のイメージ。 |
相手に尋ねるとき | What’s up with you? | 何かあったの? | 相手に微妙な違和感を感じたときなどに使う |
【関連記事】
コメント
What’s up ? は「最近どう?」のように会話を始める時によく使われる表現で、英会話で頻出するものです。今回の記事で使い方や受け答えを再確認することができました。
what’s upは、外国の映画などの会話文でよく出てきますが、正しい意味を理解していませんでした。ニュアンスとしては日本人が友達などにあったときに最初にかわす会話に似ているなと思いました。使い方は3通りあるということですがwhat’s upの後に続くwithなどの言葉で意味が変わってくると理解できました。
こう言う何の気なしに使われる様なあいさつの文言って、日本語でさえもあんまり意味とか考えませんね。What’s up?はヒップホップとかでよく耳にすることはありますが本当に込められてる意味自体に大したものは無く、気軽に使っていいものなんですね。
今回の記事は、受験にも必ずと言っていいほど出題される熟語でもあり、かなり大切なところだと思います。マニュアル通りには解けない難しい問題ではありますが、丁寧かつユーモアたっぷりに解説されてあってとても分かりやすかったです。
よく使われるWhat’s up?という表現の返答の仕方は確かに迷うので、意味と答え方を解説する記事はとても役に立つと思う。意味も「話しの取っ掛かり」と「かけ声」にはあまり(ほとんど)差がなく、答え方に特徴があることがよくわかった。What’s up with you?はWhat’s the matter with you? What happened?と同じニュアンスだと思うが、そういう類義表現についても触れても良かったかもしれない。
初めてWhat’s up?という言葉を聞いたとき、えっ!「上は何?」ってどういうこと…と意味が分かりませんでした。今は挨拶のようなものだと分かっていますが、どう答えるのかは知りませんでした。丁寧な解説でとても勉強になりました。
What’s up? を自分が使う事はまずないのですが(気恥ずかしい感じがして)、相手から聞かれた際はNothing special.か Nothing much.で返していました。What’s up man やdudeは自分が女性なので使われませんが、What’s up with you?と言われることがあったら上記の返答ではなくもう少し丁寧な返事を心がけたら、よりスムーズなコミュニケーションが出来るかなと思いました。
What’s up?に関しては私も経験があります。留学して初めて”What’s up?”と話しかけられたとき、なんて返答していいのか考えてしまいました。日本では主に”How are you?”と学んでいたので。なので、今回の記事は外国人との接する基礎なので必ず参考になると思います。
What’s upという会話表現は、確かによく耳にする言葉です。また、このような会話表現に関する解説記事も読んでみたいです。
What’s up?と聞かれたときにどう答えればいいのか、適切な返答がわかって良かったです。