英会話をしていたら、have got to(または have gotta)という表現によく出くわします。調べてみると、have to と同じような意味でカジュアルな表現らしいですが、カジュアルと言われてもピンときません。have to との違いを教えてください。
カジュアルとはどういうことなのかわかりにくいですよね。have to と have got to(have gotta)のコアイメージを元に、have to と have got to の違いを解説しました。
have toのコアイメージ
have to doの主な意味は「(状況的に)~しなければいけない」です。
have to doは「主語が何かをもっている」(have)と「~するべきこと」(to do)が組み合わさった表現です。
※ have to についての詳細は「must と have to の違い > have to のコアイメージ」をご参照下さい。
have got toのコアイメージ
have got to doの主な意味は「(状況的に)~しなければいけなくなった」です。
have got to doは「主語が何かをもっている」(have)と「その何かに至った[01]正確にはgotは過去分詞なので「(既に)至っている」状態を表しますが、本記事ではわかりやすさを優先して「至った」としています。」(got)と「~するべきこと」(to do)が組み合わさった表現です。
have to doは「to doをhaveしている」ですが、have got to doは「to doに至った状況をhaveしている」となるわけです。
have toとhave got toの違い
例文:(At the end of a phone conversation) I have to go.((電話の終わりに)もう行かなければいけない)
have to go は「(状況的に)行かなければいけない」という意味です。
電話を切りたいとき、相手に配慮しながら会話を終わらせるための決まり文句です。
例文:(At the end of a phone conversation) I have got to go.((電話の終わりに)もう行かなければいけなくなった)
have got to go は「(状況的に)行かなければいけなくなった」という意味です。
have to go は行く必要があることを伝えているだけですが、have got to go は更に行かなければいけないタイミングになったという動きのあるニュアンスも含んでいます。
なお、実際の英会話では got to は gotta と短縮して発話します。また、have も省略した I gotta go.(もう行かなくっちゃ) というフレーズで使われることもよくあります。
まとめ:have toとhave got toの違い
have to doの主な意味は「(状況的に)~しなければいけない」です。
have got to doの主な意味は「(状況的に)~しなければいけなくなった」です。
コメント
have got to doとhave to doの違いについて正直余りよくわかっていませんでした。どちらかというと、have got to doはネイティブが使う表現のように感じていましたが、2つの微妙なニュアンスの違いがよくわかったので、機会があったら会話に組み入れてみたいです。
確かに外国人は”have got to”をよく使用していると思います。日本人も彼らのようにさりげなく使用できるようになるには、コアイメージをしっかり頭にたたみこまなければならないと思います。”must”と”have to”の違いについてもリンク先に説明が書いてあったので比較しやすかったです。
微妙な意味の違いが解説をとおしてよくわかった。また、同じ電話を切るタイミングという状況の中でhave toとhave got toを使ったときに、ニュアンスの違いがよくわかるので、このような例文の出し方は非常に効果的だと思った。
have got toは学校で習っていなかったので初耳ですが英会話ではよく使われるのですね。have toとの使い分けは記事を読んだ感じ、ほんのわずかなニュアンスの違いみたいだったので最初は理解しずらかったですが、例文を読んでよくわかりました。これからは英会話をするときは積極的に使いたいです。
英語で会話をする機会がないので、have toとhave got toの違いと聞かれても、今回のような明快な説明を受けなければ、私には説明できなかったと思います。got がつくだけでこれだけニュアンスが異なってくるのが、英語の難しさであり、面白さではないかと思います。
have gottaは聞いたことがなかったです。
2枚の絵の間に「その何かに至った」かどうかが違いであるという覚え方をすることで、とても解りやすくそれぞれの違いを理解することができたという点が良かったです。
”電話を切るとき、電話相手に配慮しながら会話を終わらせるための決まり文句”を読んだとき、こういう言い回しがあるのは世界共通なんだなあと思いました。
また、フォーマルかそうでないかはどう体感するのかがわからないので、その場になってみないとわからないのでしょうね。もう日本語脳が出来上がっている者にとって。
have got to / have gottaって、学校でやった記憶はないけど、海外ドラマや映画だとよく出てくるように思います。have to と同じで、言い方が違うだけかと思っていました。でも、コアイメージを見比べることで微妙な違いがあることが理解できました。
have to go と have got to go の微妙なニュアンスを知ることができ、今度使ってみたくなりました。両者のコアイメージをつかむことで効率よく英単語が学べますね。英語圏でよく使われる表現も知ることができ勉強になります。
have toは学校で習い、受験英語などでお馴染みの表現であるのでよく知っていましたが、have got toは英会話以外ではあまり出てこない表現で、使い分けを意識したことはほとんどなかったです。会話の際にはカジュアルな表現も使ってみたいです。